再会 vol.1 直前編
自分に多くの影響を与えてくれた元カレが東京を離れる事が発覚し、最後にご飯でもとコンタクトをとり「連絡する」と言われて約10日。
連絡来ないので、これはもう会えないパターンかな、会わない方がいいとのかもなと考えつつ、
半ば諦めかけた頃連絡がありそこからさらに10日後に会える事になった。三連休だ。
会わない方がいいのかも、、なんてとんでもない、会う一択!
1年半振りの再会。楽しみだしソワソワするし、でもこれが本当に最後かもしれないと思うとこの日を迎えるのが怖い気持ちもあり。
とりあえず会う前から「解散後のダメージ」は強く懸念していた。会ってる時は嬉しくて楽しくて仕方ないだろうが、解散後は寂しさと悲しみとツラミで廃人のようになるだろうな...と。分かってる。でも会えるなら絶対会いたいから仕方ない。
とりあえず「バチェラー」2話分見てない回があるから、解散後はバチェラー見て気を紛らわすしかない、、
会えると分かってからの10日間の記憶が定かではないが、とりあえずソワソワしていて心ここに在らずだったと思う。ちなみにその間イケメンとデートというビッグイベントもあったのだが、、元カレとの再会の方が最重要事項として上回ってしまった。イケメンとどうにかなる可能性は最初から低いが、低い中でも自分からグイグイいかないと、奇跡が起こるわけない。でもイケメンにグイグイいくモチベーションが生まれなかった。イケメンとのデートなんて二度とないかもしれない。後に後悔するかもしれないが仕方ない。
そして当日。
台風直撃など色々あり、最終的にオールナイトイベントに一緒に行く事に。(オールは体力的に厳しいがそれ以上に熱いイベントだった)
その前に、彼の引っ越しに伴いいくつかの植物や物を受け取る事になっていたので彼が荷物を持って我が家にやってくる事になった。
とりあえずハウスダストの彼が体調崩さないよう掃除は既に念入りにしてたが最終チェックをしたり、ラグ干したりした。その後は箸置きの位置無意味に動かしたり物の配置変えてみたりとにかく落ち着かない。
貰い物で未使用のチーズフォンデュセットあったから、チーズフォンデュする事を提案していた。下準備はとっくに終わっていたが何度もチェックした。
遅めのランチでチーズフォンデュかな?と期待して連絡を待ってるが来ない。遅めの昼時が過ぎても連絡が来ない。15時頃にようやく、日暮れくらいには行くという連絡が来た。日の入何時だっ?!と調べたら18時くらい。おっそ!と思った。
あと3時間、時間が空きすぎている。心臓がもたない。よし、手紙でも書いて気持ちを落ち着けよう、最悪渡さなくてもいいや。という事で手紙を書き始めた。
と思ったら書き終える前に、もうすぐ着くという連絡が。まだ16時くらいなのに!!ちょ待って!!早い!!日暮れ頃って言ったじゃん!!手紙のラストは走り書きでまとめてバス停まで迎えに行く。
(↑全然関係ない時の夕暮れ写真)
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なんだこの感覚は。こんな何でもない事が、相手が彼というだけで不安になったり楽しくなったり浮き沈みがすごい。感情ってすごいね。不思議だね。
見た目はいつもと変わらないし目に見えなくても、脳内はフル回転でドーパミンやらアドレナリンやらが急増したり激減したり大忙しだったんだろうな。
こんなに気持ちが高ぶるのはそうない。緊張感がすごい。手に汗握るとはこの事か...
今後の展開がどうなるのかは分からない。
けどひとつだけ絶対に守りたい事としては、醜態は晒してはならない。決して、、、。
この先、彼の中の私は良い思い出として残ってほしいからね。
そしていよいよ再会...。
つづく