バリウム検査地獄
はじめてバリウム検査に行った。
バリウムといえば、発泡剤で胃を膨らませてめちゃまずいドリンクを飲まされて、ゲップを我慢する辛い検査と認識していた。
ビビりの私は事前に色々調べて、なるべくスマートに終えられるようかなり気を使っていたのだが、肝は3つだった。
1.発泡剤は舌の奥に(口いっぱい広がると発泡しゲップしやすくなる)
2.バリウムは味を感じないよう一気に飲む(まずいから)
3.ゲップしたくなったら顎を引いて唾を飲み込む(ゲップしたらバリウムもう一杯飲む事になるからひたすら我慢)
最初に発泡剤を飲む時まず失敗した。喉の入り口らへんに発泡剤をぶちまけて、ややむせた結果口全体に広がった。
バリウムは、とんでもなくまずいものと想像してたおかけで意外と耐えれた。白くてドロドロした味のない物体だった(決して美味しくはない)
しかし、、ここで事件が。。
飲み切ったところで小さなゲップをしてしまったのだ。
顎を引いて唾を飲むなど考える余裕もなく自然に出てしまった。
やばい、と思って係の人と数秒見つめ合う。
ここで私は直感的に、ゲップしたと申告したらもう一杯飲まされる、と思いただ黙って係の人を見つめた。
どこかのネットの記事に、ちょっとくらいならセーフ、と書いてあった事を思い出していた。ただしこの情報に根拠はない。係の人に言われたら白状しようと思った。
係の人は何も言わなかった。
台に案内された。
途中、バレたらどうしようと思うと気が気でなかったが、台がぐるぐる回ったり逆さまにになったりしているうちに検査が終わった。
再検査になったら胃カメラ受ければいい。
終了。思ったより大丈夫だった(`・ω・´)
ただし、本当の地獄はここからだったのである。
私は下剤を飲んだ事がないが、バリウムがお腹に残るとやばいらしい(最悪手術しなければならない)という事で下剤を渡されて飲んだ。
順調にバリウムは出た。
係の人に言われた通り水分を積極的にとった。しばらくして日常を取り戻しかけていたのだが、下剤を飲んで8時間を超えた頃、体に異変が起きた。
お腹に激痛がはしり、冷や汗と手足の痺れ、目眩が体を襲った。
トイレに行くも、もう何も出ない。少し前に食事したのがいけなかったのか?気持ち悪かった。でも出ない。
どうしようもなかった。最悪救急車を呼ぶしかないと思った。
ベッドでうずくまって痛みに耐えながら多分寝た(意識が朦朧としてこの辺覚えてない)
数時間後目が覚めた時、倦怠感はあるもののお腹の激痛や手足の痺れはなくなっていた。
下剤で死ぬかと思った。
怖くてネットで調べたけど、下剤で辛い思いをしている人は結構いた。下剤が怖すぎてもうバリウム検査を受ける事はできない。
バリウム検査で引っかかったら結局胃カメラを飲むらしいし、最初から胃カメラでよいのではないか。
価格は圧倒的にバリウムの方が安いが。でも初期の小さな病気は見逃す事もあるらしいし。(胃カメラの方が発見しやすい)
ただバリウム検査を避けたり日常で下剤を避けても、他の検査などで下剤が強要される機会はあるかもしれない。今はそれがこわい。
下剤を飲む量を少なくして調整すればよいのか。でも量を少なくしてメインの検査に支障が出たり、今回のバリウムで言えば開腹手術するなどは絶対にいやだ。
悩みが絶えない。。一旦忘れよう。